【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。
[重要な基本的注意]の項の異常行動等の精神神経症状に関する記載を
「「A型インフルエンザウイルス感染症」に本剤を用いる場合
抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無又は種類にかかわらず、インフ
ルエンザ罹患時には、異常行動を発現した例が報告されている。
異常行動による転落等の万が一の事故を防止するための予防的な対応とし
て、(1)異常行動の発現のおそれがあること、(2)自宅において療養を行う場合、
少なくとも発熱から2日間、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講
じること、について患者・家族に対し説明を行うこと。
なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以
降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、発熱から2日間以内に発現す
ることが多いこと、が知られている。」
と改め、[副作用]の「重大な副作用」の項の意識障害、精神症状、痙攣、ミオ
クロヌスに関する記載を
「意識障害(昏睡を含む)、精神症状(幻覚、妄想、せん妄、錯乱等)、痙
攣、ミオクロヌス、異常行動:
意識障害(昏睡を含む)、精神症状(幻覚、妄想、せん妄、錯乱等)、痙
攣、ミオクロヌスがみられることがある。このような場合には減量又は投
与を中止するなど適切な処置を行うこと。特に腎機能が低下している患者
においてあらわれやすいので注意すること。因果関係は不明であるものの、
インフルエンザ罹患時には、転落等に至るおそれのある異常行動(急に走
り出す、徘徊する等)があらわれることがある。」
と改める。
註:以上、厚労省/使用上の注意改訂情報 (18/08/21)より抜粋(製品例追記)
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