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使用上の注意改訂情報 (19/03/28 指示分) index へ戻る | 前へ  次へ

【医薬品名】 バルプロ酸ナトリウム(デパケン)


【措置内容】以下のように使用上の注意を改めること。

禁忌]の項を

  〈効能共通〉
  「重篤な肝障害のある患者〔肝障害が強くあらわれ致死的になるおそれがあ
  る。〕」
  「本剤投与中はカルバペネム系抗生物質(パニペネム・ベタミプロン、メロ
  ペネム水和物、イミペネム水和物・シラスタチンナトリウム、ビアペネ
  ム、ドリペネム水和物、テビペネム ピボキシル)を併用しないこと。」
  「尿素サイクル異常症の患者〔重篤な高アンモニア血症があらわれることが
  ある。〕」

と改め、

  〈片頭痛発作の発症抑制〉
  「妊婦又は妊娠している可能性のある女性

を追記し、[原則禁忌]の項を

  〈各種てんかんおよびてんかんに伴う性格行動障害の治療、躁病および躁う
  つ病の躁状態の治療〉

  「妊婦又は妊娠している可能性のある女性

と改め、[妊婦、産婦、授乳婦等への投与]の項の妊婦又は妊娠している可能
性のある婦人に関する記載を

  〈各種てんかんおよびてんかんに伴う性格行動障害の治療、躁病および躁う
  つ病の躁状態の治療〉

  「妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を
  上回ると判断される場合にのみ投与すること。」
  「妊娠中にやむを得ず本剤を投与する場合には、可能な限り単剤投与するこ
  とが望ましい。〔他の抗てんかん剤(特にカルバマゼピン)と併用して投
  与された患者の中に、奇形を有する児を出産した例が本剤単独投与群と比
  較して多いとの疫学的調査報告がある。〕」

と改め、新生児及び出生児におけるリスク、動物実験の報告、授乳婦に関する
記載を

  〈効能共通〉
  「二分脊椎児を出産した母親の中に、本剤の成分を妊娠初期に投与された例
  が対照群より多いとの疫学的調査報告があり、また、本剤の成分を投与さ
  れた母親に、心室中隔欠損等の心奇形や多指症、口蓋裂、尿道下裂等の外
  表奇形、その他の奇形を有する児を出産したとの報告がある。また、特有
  の顔貌(前頭部突出、両眼離開、鼻根偏平、浅く長い人中溝、薄い口唇
  等)を有する児を出産したとする報告がみられる。」
  「妊娠中の投与により、新生児に呼吸障害、肝障害、低フィブリノーゲン血
  症等があらわれることがある。」
  「妊娠中の投与により、新生児に低血糖、退薬症候(神経過敏、過緊張、痙
  攣、嘔吐)があらわれるとの報告がある。」
  「海外で実施された観察研究において、妊娠中に抗てんかん薬を投与された
  てんかん患者からの出生児224例を対象に6歳時の知能指数(IQ)[平均
  値(95%信頼区間)]を比較した結果、本剤を投与されたてんかん患者か
  らの出生児のIQ[98(95-102)]は、ラモトリギン[108(105-111)]、フェ
  ニトイン[109(105-113)]、カルバマゼピン[106(103-109)]を投与され
  たてんかん患者からの出生児のIQと比較して低かったとの報告がある。
  なお、本剤の投与量が1,000mg/日(本研究における中央値)未満の場合は
  [104(99-109)]、1,000mg/日を超える場合は[94(90-99)]であった。」
  「海外で実施された観察研究において、妊娠中に本剤を投与された母親から
  の出生児508例は、本剤を投与されていない母親からの出生児655,107例
  と比較して、自閉症発症リスクが高かったとの報告がある[調整ハザード
  比:2.9(95%信頼区間:1.7-4.9)]」
  「動物実験(マウス)で、本剤が葉酸代謝を阻害し、新生児の先天性奇形に
  関与する可能性があるとの報告がある。」
  「授乳婦に投与する場合には授乳を避けさせること。〔ヒト母乳中へ移行す
  ることがある。〕」

と改め、

  〈片頭痛発作の発症抑制〉
  「妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないこと。

を追記する。



131 眼科用剤
132 耳鼻科用剤
612 主としてグラム陰性菌に作用するもの
613 主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの 註:以上、厚労省/使用上の注意改訂情報 (19/03/28)より抜粋(製品例追記)


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